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2010年8月11日水曜日

ラマダン カリーム 2010年8月11日

サウジアラビア、今年は今日から
ラマダン(断食月)が始まりました。
始まりは各国のイスラム機関が
月を見て決定するそうです。
因みにラマダンは、イスラム教の
開祖・預言者ムハンマドが
メッカからメディナに移住した
西暦622年を元年とする
陰暦(ヒジュラ暦)の第9の月
(聖なる月)とし、毎年11日ほど
早くなるそうです。

ラマダン中は日の出から日没まで、イスラム教徒は断食をします。
食事はもちろん、水も飲まず、たばこを吸うことも禁止されています。

毎日、日没とともにモスクからコーランを朗唱するアザーンが始まると
同時に、みな一斉にイフタール(断食明けの食事)をとります。

断食中は、夕方ともなれば、空腹とともに「日没までに家に戻らねば~・・・」
という焦りのために必死な形相をしている人を多くみかけます。
それが日没の食事と共に神への感謝に変わるそうです。

この「ラマダン」、いかにも禁欲的な厳しい期間のようですが、
それは日中のことで、人々は日没に普段よりもご馳走のイフタールをとり、
その後夜遅くまで親戚や友人を訪ねたりして特別な時間を過ごしています。

そして、待ちに待ったラマダン明け(今年は9月10日)は、
禁欲のリバウンドのようにお祭り騒ぎになります。
結婚ラッシュにもなるそうですよ。

「ラマダン カリーム (ハッピー ラマダン)」

2010年3月27日土曜日

サウジアラビア水事情




今日は、サウジアラビアの「水事情」について
お話したいと思います。

サウジアラビアは、「淡水化供給量」が世界第1位だそうです。
「淡水化供給」とは、海水をポンプで汲み上げ、
塩分をすべて取り除き淡水化し、生活用水として使うことの
出来る水を供給する仕組みのことをいいます。

サウジアラビアは、「砂漠の国」なので、
降水量も湧き水もほとんど無く、
生活や工業用に使う水を確保するために、
淡水化供給は、必要不可欠となっています。

因みに、日本の企業も随分とこの「海水淡水化施設」
を作るのに関わっているようです。

ただ、この「海水淡水」がひどく不味い。
そのため、生活飲料や料理には水を購入しています。

ご参考までに、価格は1本 5リアル(約¥120) です。
(写真の19ℓサイズ)
週に平均して2~4本使ってます。
コストパフォーマンスは良いですね。

それぞれのコンパウンド(複合住居)でシステムが違うと思いますが、
便利な無料の宅配システムがあります。
毎週土曜日、上の写真のように空のボトルに本数分のお金をくっつけて
玄関前に置いておくと、翌日(日曜日)の朝、新しい水が置いてあります。
因みに、同じ会社の水のボトルでないと交換してくれないので、
これからリヤドで新生活を始める方は、要注意です。
それにしても、19ℓは想像以上に重たいので、
このシステムはとても有難いです。

蛇口を捻ると飲料水が出てくる日本の環境は、
とても恵まれていたんだと実感しています。