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2010年3月27日土曜日

サウジアラビア水事情




今日は、サウジアラビアの「水事情」について
お話したいと思います。

サウジアラビアは、「淡水化供給量」が世界第1位だそうです。
「淡水化供給」とは、海水をポンプで汲み上げ、
塩分をすべて取り除き淡水化し、生活用水として使うことの
出来る水を供給する仕組みのことをいいます。

サウジアラビアは、「砂漠の国」なので、
降水量も湧き水もほとんど無く、
生活や工業用に使う水を確保するために、
淡水化供給は、必要不可欠となっています。

因みに、日本の企業も随分とこの「海水淡水化施設」
を作るのに関わっているようです。

ただ、この「海水淡水」がひどく不味い。
そのため、生活飲料や料理には水を購入しています。

ご参考までに、価格は1本 5リアル(約¥120) です。
(写真の19ℓサイズ)
週に平均して2~4本使ってます。
コストパフォーマンスは良いですね。

それぞれのコンパウンド(複合住居)でシステムが違うと思いますが、
便利な無料の宅配システムがあります。
毎週土曜日、上の写真のように空のボトルに本数分のお金をくっつけて
玄関前に置いておくと、翌日(日曜日)の朝、新しい水が置いてあります。
因みに、同じ会社の水のボトルでないと交換してくれないので、
これからリヤドで新生活を始める方は、要注意です。
それにしても、19ℓは想像以上に重たいので、
このシステムはとても有難いです。

蛇口を捻ると飲料水が出てくる日本の環境は、
とても恵まれていたんだと実感しています。